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マイスリーゾルピデム副作用

マイスリー(ゾルピデム)の副作用:服用中の方が知っておくべきこと

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Zomni医学監修チーム(睡眠医学専門)
2026年4月1日 · 1 min read

マイスリー(ゾルピデム)の副作用:服用中の方が知っておくべきこと

日本で非常に多く処方されている睡眠薬の一つ、「マイスリー(一般名:ゾルピデム)」。寝付きの悪さを改善する効果が高い一方で、「長く飲み続けても大丈夫?」「副作用が怖い」といった不安を抱えている方も少なくありません。

本記事では、マイスリーの基本的な仕組みや知っておくべき副作用、長期服用のリスクについて、客観的なデータに基づいて解説します。また、薬と併用して取り組める健康的な睡眠習慣づくりのヒントもお伝えします。

マイスリーとは:非ベンゾジアゼピン系受容体作動薬

マイスリーは「非ベンゾジアゼピン系」に分類される睡眠薬です。

脳内の興奮を抑え、リラックスさせる働きを持つ「GABA」という神経伝達物質の作用を強めることで、強制的に眠気を引き起こします。特に「超短時間作用型」と呼ばれ、服用後すぐに効果が現れ、数時間で体から抜けていくため、主に「寝付きが悪い(入眠障害)」という悩みに対して処方されます。

主な副作用と発生頻度(添付文書データ)

独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)が公開している添付文書によると、マイスリーの主な副作用として以下が報告されています [1]。

  • ふらつき・めまい 薬が効き始めた後や、夜中にトイレに起きた際に、足元がふらついて転倒するリスクがあります。特に高齢者では注意が必要です。
  • 翌日の眠気(持ち越し効果) 作用時間が短い薬ですが、体質や服用量によっては翌朝まで眠気やだるさが残ることがあります。
  • 健忘(一過性前向性健忘) 薬を飲んでから眠りにつくまでの間や、夜中に目が覚めたときの出来事を覚えていない(記憶がない)という症状が起こることがあります。
  • 頭痛、倦怠感

※これらは一部であり、体調に異変を感じた場合は、自己判断せず、必ず処方医にご相談ください。

長期服用のリスク(耐性、依存性、反跳性不眠)

マイスリーを含むこの系統の睡眠薬において、長期間漫然と服用を続けることにはいくつかのリスクがあるとされています [2]。

  1. 耐性(薬が効きにくくなる) 長期間服用を続けると、体が薬に慣れてしまい、同じ量では以前のように眠れなくなることがあります。
  2. 依存性 「薬がないと眠れない」という心理的な依存や、身体的な依存が生じる可能性があります。
  3. 反跳性不眠(リバウンド) 薬の服用を急にやめると、服用する前よりも強い不眠や不安感が現れることがあります。

「睡眠薬をやめたい」「睡眠薬をやめた方がいいのでは」と不安に感じる方もいらっしゃいますが、自己判断で急に薬を中断するのは大変危険です。

ルネスタとの比較(同系統の違い)

マイスリーとよく比較される薬に「ルネスタ(一般名:エスゾピクロン)」があります。どちらも非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬ですが、以下の点で異なります。

特徴マイスリー(ゾルピデム)ルネスタ(エスゾピクロン)
作用時間超短時間型(約2〜3時間で半減)超短時間型(約5〜6時間で半減)
得意な症状寝付きの悪さ(入眠障害)寝付きの悪さ+中途覚醒
特有の副作用健忘、ふらつき苦味(服用後、翌日に口の中に苦味を感じることが多い)

※どちらの薬が適しているかは、患者様の症状により医師が判断します。

減薬を考えている方へ

「そろそろ薬を減らしたい」「睡眠薬に頼らず眠りたい」と考えた場合、最も重要なのは必ず医師の指導のもとで計画的に行うことです。

減薬は、医師と相談しながら、薬の量を少しずつ減らしたり、飲む間隔を空けたりして、数週間から数ヶ月かけて慎重に進める必要があります。決して自己判断で「今日から飲むのをやめる」といったことはしないでください。

薬と併せてできる生活改善

減薬を目指す過程や、薬の効果をより高めるためには、生活習慣の見直しを併せて行うことも選択肢の一つです。「不眠のための認知行動療法(CBT-I)」の技法は、健康的な睡眠習慣づくりに非常に有効です。

  • 刺激制御法:ベッドを「眠れないと悩む場所」ではなく「眠る場所」として脳に再学習させるため、眠れない時は思い切ってベッドから出ます。
  • 睡眠制限法:ベッドに横たわっている時間を必要最小限にし、睡眠効率を高めます。

最近では、CBT-Iの技法をウェルネスの観点から取り入れたZomniなどの睡眠アプリを活用し、日々の睡眠パターンを記録・改善していくアプローチも注目されています。これらは薬の代わりになるものではありませんが、国際的なメタアナリシス(De Crescenzo et al., 2022)においても、長期的な睡眠改善には心理行動的アプローチの重要性が示唆されています [4]。これらを並行して取り組むことで、睡眠の質向上をサポートしてくれます。

よくある質問

Q: マイスリーを飲んでから、スマホを見てもいいですか? A: 薬を飲んだ後は、すぐに布団に入って寝る準備をしてください。服用後にスマホを見たり家事をしたりすると、健忘(記憶がないまま行動する)や転倒のリスクが高まります。

Q: 睡眠薬をやめるのが怖いです。一生飲み続けてもいいのでしょうか? A: 不安になるお気持ちはよくわかります。漫然とした長期服用は推奨されていませんが、現在の症状によっては服用の継続が必要な場合もあります。まずは「将来的にどうしていきたいか」を、かかりつけ医にご相談ください。

参考文献

[1] 独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA). マイスリー錠 添付文書. https://www.pmda.go.jp/ [2] 厚生労働省. 睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン. [3] 日本睡眠学会. 睡眠障害の対応と治療ガイドライン. [4] De Crescenzo, F., et al. (2022). Comparative effects of pharmacological interventions for the acute and long-term management of insomnia disorder in adults: a systematic review and network meta-analysis. The Lancet. DOI: 10.1016/S0140-6736(22)00878-9

※ 免責事項 本記事は情報提供を目的としており、医学的治療や診断に代わるものではありません。 睡眠に関する深刻な悩みがある場合は、かかりつけ医または睡眠専門医にご相談ください。 個人差があり、全ての方に同じ効果があるとは限りません。 薬の服用・減薬・中止については、必ず処方医にご相談ください。

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